ブラックジャックは1枚のカードがとても重要で、簡単に勝敗が覆ります。
バストしてしまったようなとき、21が揃ったようなとき、カード一枚でその結果は決まります。
そんな中で、もっとも強く肝になるのがエース(A)です。
今回はブラックジャックにおいて、エースにどんな特徴があるのか、カウントパターンや使い方についてもご紹介します。
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もくじ
ブラックジャックのエース(A)とは
ブラックジャックではジョーカーを除くトランプカードを使いますが、中でもエース(A)は最も特殊なカードです。
2~9は数字通りにカウントして絵柄は10でカウントしますが、Aは2通りのカウントができます。
そのため強い手札を作れる可能性が高く、ゲームを有利に進めることのできるカードなのです。
ブラックジャックにおけるエース(A)の特徴
ブラックジャックのエースには、大きく分けて4つの特徴があります。
エース(A)は1または11としてカウントできる
ブラックジャックでは通常、カードの数字をそのままにカウントしていきます。
そのままカウントするカードは2~10、そして「J、Q、K」は全て10としてカウントします。
そんな中、特殊なカウントであるエースは、“1でも11でもOK”というカウント方法になっています。
ハンドに適した数字に自動変換される
1でも11でもOKというエースは、ハンドによってバストしないような数字に自動変換されます。
例えば上記のような「Q+3=13」という場合、エースを仮に11としてカウントしたなら、その時点でバスト。
しかし、エースはバストしないよう自動変換されるため、バストするような状況では1とカウントするのです。
「10、J、Q、K」との組み合わせでナチュラルブラックジャックになる
ブラックジャックにおいて、最初に配られたカード2枚で21が完成したとき、これをナチュラルブラックジャックと言います。
2枚のカードで21が完成する、ということは必ずエースを含んでいなければいけません。
組み合わせとしては「10、J、Q、K」のいずれかと、エースという組み合わせが必要になります。
エースを含んだハンドはソフトハンドという
ブラックジャックで知られる基本戦略である、ベーシックストラテジー。
このストラテジーチャートには3種類あり、そのうちプレイヤーハンドにエースを含んでいると、“ソフトハンド”と呼ばれます。
エースを持っていない時と持っている時では、取るべきアクションが異なっているということですね。
ブラックジャックにおけるエース(A)のカウントパターン
パターン1. 1と11のどちらでもOK
エースが配られたとき、もう一枚との組み合わせでバストしないとき、1でも11でもOKです。
例えばこの図のように、エースと6という組み合わせ。パターンとしては以下の2パターンになるため、どちらでもOKなのです。
ポイント
1カウント:エース+6=ハンドは7
11カウント:エース+6=ハンドは17
パターン2. 1と11が自動で決まる
バストを回避するカウントパターン
仮にエースを11としたとき、バストしてしまうような場合には自動的に1にカウントされます。
例えばこちらの図では、エースにプラスで4と7なので、11カウントだと22になってしまい、バストします。
ポイント
1カウント:エース+4+7=ハンドは12
11カウント:エース+4+7=ハンドは22
21になるカウントパターン
また、バストはしないものの11カウントにすることで、ハンドを21にすることもできます。
それがこちらのようなパターンで、エースにプラスして4+6。
エースを11とカウントすることにより、ナチュラルではないものの、ハンドは21となります。
ポイント
1カウント:エース+4+6=ハンドは11
11カウント:エース+4+6=ハンドは21
パターン3. エースが2枚以上のハンド
ハンドにエースが2枚あるようなとき、エースカウントのパターンは3種類になります。
ただし、そのうちひとつのパターンはバストとなるため、実際には2種類です。
スプリットをプラスすると、さらにハンドのパターンは広がることになります。
ポイント
2枚とも1カウント:エース+エース+8=ハンドは10
2枚とも11カウント:エース+エース+8=ハンドは30
1枚ずつ1と11でカウント:エース+エース+8=ハンドは20
ブラックジャックにおけるエース(A)の最強ハンド
ブラックジャックにおいて、もっとも強いハンドといえばエース+「10、J、Q、K」という組み合わせ。
最初の2枚がこの組み合わせとなれば、その時点で負けることはなくなります。
ほぼ勝ちが確定しますが、仮にディーラーもナチュラルブラックジャックならば、プッシュ(返金)となります。
ナチュラルブラックジャックならば、通常の勝利よりも配当が高い、2.5倍となっています。
ブラックジャックにおけるエース(A)のスプリット
エース2枚のハンドは必ずスプリット
最初に配られた2枚がどちらもエースだった場合、基本的な戦略としてはスプリットが正解です。
この時点でハンドは2もしくは12となり、このままのハンドではどちらも強いとは言えません。
しかし、これをスプリットすることで、3割の確率で引くことができる「10、J、Q、K」を引き、21にできる可能性がとても高いからです。
注意
エースのスプリット後は、ハンドがとても強いため「ヒットは1度しかできない」、というルールを採用しているカジノが多いです。
ベーシックストラテジーで見るスプリット判断
ブラックジャックの基本的な戦略をまとめたベーシックストラテジーでも、エースのペアはスプリットを推奨しています。
これはディーラー側のアップカードが何であろうと、必ずスプリットにするという判断になります。
確率的にもこのスプリットが、もっとも勝ちやすいパターンであるということです。
ブラックジャックでディーラーにエース(A)がある場合
ここまではプレイヤーのエースについてご紹介してきましたが、ディーラーのアップカードがエースであるパターンも重要。
エースは「10、J、Q、K」との組み合わせで、ナチュラルブラックジャックとなり、その時点で勝敗が決まります。
プレイヤーがナチュラルブラックジャックではない場合、ディーラーだけがエースのアップカードだと、インシュランスを選択することができます。
インシュランスとは保険をかける行為
インシュランスとは、ディーラーがナチュラルブラックジャックであることを予想する、という選択肢です。
通常、プレイヤーがナチュラルブラックジャックでない状態で、ディーラーがナチュラルブラックジャックだと、その時点で負け。
しかしインシュランスを選択し、見事成功したならば3倍の配当がもらえます。
インシュランスには追加チップが必要ですし、仮に失敗すると追加チップはそのまま没収されてしまいます。
まとめ
ブラックジャックにおけるエースは、とても重要なポジションを持っていることがわかりました。
どれだけ重要なのか、またエースを引いた際の適切なアクションなども、ぜひ覚えておきましょう。
ブラックジャックで稼ぐなら、勝つなら、このエースというカードがとても重要になりますよ!
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