
コロナ禍の自粛生活の影響や、スマートホンから気軽に遊べることで、日本でもじわじわ広がりを見せるオンラインカジノ。
とはいえ、世間一般にオンラインカジノはまだまだアンダーグラウンドなイメージが強いでしょう。
今回は、そんなオンラインカジノの基礎知識の1つであるライセンスについてお話します。
ライセンスが何たるかは、オンラインカジノを遊ぶ前に必ず知っておいていただきたい情報です。
わかりやすく説明するので、ぜひ読んでみてください。
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もくじ
オンラインカジノの運営に関わる組織とその仕組み

ライセンスについて詳しくお話する前に、オンラインカジノの運営の仕組みを確認しておきましょう。
オンラインカジノは、上記のようにプレイヤーを含めた6つの組織から成り立っています。
それぞれの役割について詳しく見ていきましょう。
プレイヤー

オンラインカジノに登録してゲームで遊ぶ人を指します。
決済会社を通じて、オンラインカジノへの入金や払い戻しを行います。
運営会社

オンラインカジノを運営する企業です。
登場する6組織の中心的な存在。プレイヤーにゲームなどのサービスを提供します。
オンラインカジノを運営する企業には、社会的信用や十分な資金力が求められます。
決済代行会社

オンラインカジノでは、直接現金を賭けて遊ぶことができません。
入金時に現金をチップへ変換し、払い戻し時はチップを現金に換金する必要があります。
プレイヤーとオンラインカジノの間で、この役割を担っているのが決済会社です。
ソフトウェア会社

ソフトウェア会社は、オンラインカジノ用のシステムを作成している企業です。
オンラインカジノの運営会社と契約して、作成したゲームを提供します。
政府 (ライセンス発行国)

オンラインカジノの運営会社と、ゲームを提供するソフトウェア会社について審査する機関です。
オンラインカジノを運営するにふさわしい企業、ゲームを提供するにふさわしい企業にライセンスを発行します。
第三者機関

こちらもオンラインカジノの運営会社と、ゲームを提供するソフトウェア会社について審査する機関です。
監査機関は健全な運営がされているか、安全で公平性のあるゲームが提供されているかを定期的にチェックします。
不定期で抜き打ちの調査もあり、オンラインカジノでプレイヤーが安心安全に遊ぶための環境作りをしています。
組織の透明性と公平性を守る役割のため、政府と監査機関は、オンラインカジノと別の第三者が担当する決まりです。
オンラインカジノの運営許可証となるライセンス

オンラインカジノを合法的に運営するためには、運営許可証である「ライセンス」が必要です。
このライセンスを取得するには、厳しい審査をクリアする必要があり、さらにライセンス料を徴収されます。
ライセンスの有無によって、オンラインカジノが合法的に運営しているか、違法で運営しているかを判断することが可能です。
審査基準が厳しいライセンスほど安全な傾向にある

ライセンス発行の審査基準は発行する国によって異なり、ライセンス取得の難易度とも表現されます。
何度も審査をしてようやく取得できるライセンスもあれば、使用料さえ払えばほぼ審査なしで取得できるライセンスもあります。
審査基準のゆるいライセンスは、監査が不十分で信頼性に欠けるものもあるため注意が必要です。
健全な運営を行うオンラインカジノを見極める基準として、審査の厳しいライセンスを有しているか確認するのは重要でしょう。
発行元で分けられるマスターライセンスとサブライセンス

通常、ライセンスは政府関連機関から申請者に直接付与されるもので、これをマスターライセンスと呼びます。
一部の機関では、ライセンスを取得した申請者に第三者へライセンスを付与する許可を与えています。
この分配されるライセンスがサブライセンス。
マスターライセンス所有者は、サブライセンスを有料で発行できる代わりに、付与先の活動で生じた責任を負います。
マスターライセンス発行元は、マスターライセンス所有者にサブライセンス所有者の管理をさせるとも言い換えられますね。
サブライセンスは、ライセンス取得における審査基準が必然的にゆるくなってしまうという特徴を持っています。
オンラインカジノの主なライセンス
ここからは人気オンラインカジノにも取得されている、主なライセンスをご紹介します。
オンラインカジノを選ぶ際の参考にしてみてください。
マルタライセンス (MGA)

マルタライセンス(Malta Gaming Authority)は、ヨーロッパの小さな島国、マルタ共和国が発行するライセンス。
数多くあるライセンスの中でも特に審査が厳しく、取得が難しいとされています。
MGAライセンスを取得しているオンラインカジノは、それだけで信頼性と安全性において折り紙付き。
ライセンスの有効期限は5年間。もし不正が発覚した場合、即時ライセンスは剥奪されます。
キュラソーライセンス

キュラソーライセンスは、オンラインカジノにおけるライセンスでもっとも有名で、人気のあるライセンスです。
発行するキュラソー島は、オランダ王国を構成する4つの国の1つ。
キュラソーライセンスの人気である1番の要因は、ビットコインをはじめとする仮想通貨が使用可能であること。
キュラソーライセンスは審査基準がゆるく、一昔前までは信頼性の低いライセンスとされていました。
しかし、今では信頼に足る優良カジノが多くこのライセンスを取得しており、信頼性の高いライセンスとして認知されています。
また、キュラソーライセンスとしてよく一括りに紹介されますが、実は4つの種類があります。
キュラソーライセンスはマスターライセンス。4つはそれぞれの機関が発行するサブライセンスです。
ゲーミング・キュラソー (Gaming Curacao (365/JAZ))

1998年からライセンスの発行を開始するゲーミング・キュラソー。
日本のマーケットを見る限り、多くの優良カジノがゲーミング・キュラソーのライセンスを取得しています。
アンティルフォン (Antillephone (8048/JAZ))

1996年からライセンスの発行を開始しているアンティルフォン。
キュラソーライセンスを持つ4つの機関の中で世界的にもっとも評価の高いライセンスです。
ビットコインをはじめとする仮想通貨決済が可能なオンラインカジノの多くが、ライセンスを取得しています。
キュラソー・イーゲーミング(Curacao E-gaming (1668/JAZ))

1996年からライセンスの発行を開始しているキュラソー・イーゲーミング。
日本のマーケット市場最大手のベラジョンカジノなどがライセンスを取得しています。
キュラソー・インタラクティブ・ライセンス(Curacao Interactive Licensing (5536/JAZ))

2001年からライセンスの発行を開始しているキュラソー・インタラクティブ・ライセンス。
キュラソーライセンスの中でもっとも評価の低いライセンスです。
4つの中で、キュラソー・インタラクティブ・ライセンスだけライセンス認証のウェブサイトがないことも信頼性として致命的です。
現在、キュラソー・インタラクティブ・ライセンスのライセンスを取得しているオンラインカジノは確認できませんでした。
ジブラルタルライセンス

ジブラルタルライセンスは、イギリスの海外領土であるジブラルタル自治区政府が発行するライセンスです。
取得難易度が非常に高く、取得しているオンラインカジノは多くありません。
維持費も高額で経営面の安定も求められることから、取得している運営会社の信頼度は最高水準であると言えるでしょう。
カナワケライセンス

カナワケライセンスは、カナワケゲーミング委員会(Kahnawake Gaming Commission)が発行するライセンス。
カナワケとは、カナダのケベック州にあるモホーク族インディアンの居住区を指し、自治区としてカナワケ政府が存在しています。
オンラインカジノのライセンスを1999年から20年以上に渡って発行しており、世界的に一定の信頼を持っています。
入出金スピートが早く、決済手段も優秀なライセンスと言われるカナワケライセンス。
その半面で、過去に傘下のオンラインポーカー(Absolute Poker,UltimateBet)で立て続けに不正が発覚していることも有名です。
日本語の読み方が正式に定まっておらず、カナワケやカナワクと呼ばれることもあります。
パグコーライセンス

パグコーライセンスは、フィリピン政府直下の政府企業「フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)」が発行するライセンス。
フィリピンには多くのランドカジノがあり、カジノ業界の中でも活気のある国です。
パグコーはランドカジノのライセンスも付与していることから、一定以上の信頼性があると言えます。
しかし、過去にライセンス取得企業リストの更新をしておらず、無許可営業の疑惑が浮上したことも。
この印象がいまだに払拭できず、イマイチ信頼性に欠けるライセンスであると考える人もいるようです。
また、フィリピンには違法なオンラインカジノが乱立され、就労ビザを持たずに働く人も多くいます。
フィリピンのオンラインカジノ業界自体の印象も、ライセンスのイメージを下げている1つの原因かもしれません。
信頼度の低いカジノや無許可運営のカジノは利用しない

オンラインカジノで安心安全にゲームを楽しむためには、遊ぶ場所の選択が重要です。
健全な運営をしているオンラインカジノが大多数ですが、悪質なイカサマや詐欺行為を行うオンラインカジノが後を絶たないこともまた事実。
具体的な過去のトラブル例をいくつか見ていきましょう。
- ゲームでのイカサマ行為 (不正ソフトの利用)
- 勝利金が出金できない
- 勝利金が残ったままサイト閉鎖
危険なサイトを利用してトラブルにあった場合、金銭的な損失を受けることがほとんどです。
ライセンスを持たない無許可運営のオンラインカジノや、信頼度の低いライセンスを持つものも避けるべきでしょう。
オンラインカジノの信用を保証する第三者機関

ライセンスは、オンラインカジノを運営する資金力や運営力に関わる信用を保証してくれました。
対して第三者機関は、オンラインカジノが健全な運営をするようゲームの面から見張る存在。
監査がなければプレイヤー不利な運営が行われる危険性があるため、第三者機関の役割は非常に重要です。
主にゲームの公平性やペイアウト率の審査、ソフトウェア会社に対してはプログラムの審査を行います。
ここからはオンラインカジノの主な第三者機関を紹介していきます。
eCOGRA(イーコグラ)

2003年に英国で設立された、オンラインカジノの公平性を監視する審査機関です。
正式名称は、「eCommerce and Online Gaming Regulation and Assurance」。
eCOGRAは、オンラインカジノ業界の第三者機関としてもっとも有名な審査機関の一つです。
1度の審査でパスすることは難しいと言われており、その審査基準が非常に厳格であることを示しています。
また、新しい基準が定められるたびに監査が必要で、定められた基準を満たせない場合、即座に認定を外されます。
eCOGRAの厳しい認定条件を満たすオンラインカジノであれば、安心安全なゲームが楽しめるでしょう。
GLI(Gaming Laboratories International)

GLIは、1989年にアメリカ・ニュージャージー州にて設立されたゲーム審査機関です。
2010年に同様の審査機関であるTSTの一部がグループに加わり、現体制となりました。
GLIはオンラインカジノだけでなく、ラスベガスやマカオのランドカジノに設置されるゲームマシンの監査も行っています。
カジノ業界の審査機関として9割の世界シェアを誇り、その高い数値からも信頼性の高さが伺えます。
iTech Labs

iTech Labsは、本拠地をメルボルンに置くオーストラリアの独立検査機関。
2004年に設立され、15年以上に渡り、オンラインゲームの認定を行ってきました。
大手ソフトウェア会社であるNETENTなどの認証作業を行っている実績から、信頼性の高い団体として認知されています。
TüV compliant(テュフ コンプライアント)

TüV compliantは、1872年にドイツで設立された認証機関「テュフラインランド」のサービスの1つ。
「技術とは、人に害を与えるものではなく、人に役立つものである」という設立時の理念は、今も息づいています。
テュフラインランドが行っているのは、オンラインカジノの第三者機関だけにとどまりません。
自動車や医療機器などの試験も行っており、オンラインカジノ業界だけでなく、社会的な信用を得ることができます。
まとめ
今回はオンラインカジノの仕組みやライセンスについて、また第三者機関について紹介しました。
オンラインカジノが健全な運営を行うために、ライセンスの取得や第三者機関の審査は必要不可欠。
つまり、安心安全にオンラインカジノで遊ぶためには、ライセンスと第三者機関の確認が必要不可欠とも言えるでしょう。
ライセンスや第三者機関の情報については、オンラインカジノの公式サイト最下部を見ることで確認できます。
新しいオンラインカジノができた場合には、この2つを真っ先に確認する習慣をつけたいですね。
また、当サイトで紹介するオンラインカジノは、信頼できる安全性の高いもののみを厳選しています。
どのオンラインカジノで遊べばいいか迷った際には、ぜひ参考にしてみてください。
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