ルーレットは、様々な賭け方ができるゲームです。
同時に各賭け方における的中する確率も簡単な計算で求めることもできるので、確率のゲームともいわれます。
また世界中で楽しまれる最も主流のルーレットは、ヨーロピアンルーレットです。
次いでアメリカンルーレットです。
今回はこの2つの代表的なルーレットの、様々な賭け方における的中確率をまとめて紹介していきます。
もくじ
各ルーレット特徴とベット方法と当選確率の求め方を紹介
ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットにはちょっとした違いがあります。
2つのルーレットの特徴や違いを確認していきましょう。
2つのルーレットの違い
2つのルーレットの違いは、グリーンに色分けされるゼロの数にあります。
ヨーロピアンルーレットのゼロは1つのみ。
一方、アメリカンルーレットのゼロが2つあります。
0と00の2つのゼロがアメリカンルーレットです。
これによって、ヨーロピアンルーレットの総スポット数は37となり、アメリカンルーレットの総スポット数は38になります。
アメリカンルーレットはスポットが1つ多くなるので、確率上はアメリカンルーレットの方が当てにくいルーレットとなるのです。
ルーレットのベット方法について
ルーレットのベット方法は、この2つのルーレットにおいて大きな差はありません。
ベット方法は大きく分類すると、インサイドベットとアウトサイドベットの2つに分けることができます。
いずれのベット方法も目で見ることで簡単に確認することができ、すぐに理解することができます。
複数あるベット方法がすぐに理解できるので、ルーレットは初心者でもすぐに楽しめるオススメのゲームといえるのです。
各スポットの当選確率計算式
各スポットの当選する確率は計算で求めることができ、それぞれの確率を%で表すことができます。
その確率を求める計算式は、次の計算式になります。
計算式:出現確率(%) = (1つのベットでカバーできる数字の個数) ÷ (全ての数字) × 100
ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットでは総スポット数に1つだけ違いがあります。
そのため計算する際には、それぞれのルーレットですべての数字の部分に違いが生じます。
同じ数字にベットしても、ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットでは少しだけ確率が異なることになるのです。
インサイドベットの各スポットの出現確率の解説
まずはインサイドベットの各スポットの出現確率を解説していきます。
インサイドベットとは?
赤枠で囲まれた部分にチップを置くベット法のことを指します。
直接数字にベットしたり、小さなグループにベットするエリアです。
インサイドベットは、全部で6種類あります。
ストレートアップ、スプリットベット、ストリートベット、コーナーベット、フォーナンバーベット、ファイブナンバーベット、ダブルストリートベットです。
インサイドベットの特徴は、的中する確率が低く、的中時の配当が高いという特徴があります。
ダブルストリートベット(ラインベット)
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
16.2% |
アメリカンルーレット |
15.7% |
ダブルストリートベットとは、ストリートと呼ばれる縦3つの数字のグループで隣接する2つのストリートを選択する賭け方です。
賭ける際は、隣接するストリートの境界線となる罫線の最下部にチップを置きます。
的中した場合の配当は6倍です。
フォーナンバーベット(ファイブナンバーベット)
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
10.8% |
アメリカンルーレット |
13.1% |
このベット法は、ダブルストリートベットに似ていますが、ヨーロピアンルーレットでは、0と1,2,3の4つの数字の賭けるベット方法。
アメリカンルーレットでは、0と00と1,2,3の5つの数字の賭けるベット方法になります。
唯一、ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットで名称の異なるベット方法です。
配当倍率は7倍となります。
コーナーベット
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
10.8% |
アメリカンルーレット |
10.5 |
コーナーベットは、角で隣接する4つの数字を選択してベットする方法です。
選択する4つの数字の中心となる罫線の交点上にチップを置いてベットします。
当選配当はいずれのルーレットでも9倍です。
ストリートベット
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
8.1% |
アメリカンルーレット |
7.8% |
ストリートベットは、ストリートと呼ばれる縦1列の3つの数字にベットする方法です。
ベットする際は、選択するストリートの最下部の罫線上にチップを置きます。
配当倍率はいずれのルーレットでも12倍です。
スプリットベット
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
5.4% |
アメリカンルーレット |
5.2% |
スプリットベットは、上下左右で隣り合う2つの数字にベットする方法です。
ベットする際は、選択する2つの数字の間にチップを置きます。
配当倍率は、いずれのルーレットでも18倍です。
ストレートアップ
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
2.7% |
アメリカンルーレット |
2.6% |
ストレートアップとは、1つだけ数字を選択するベット方法です。
ベットする際は選択した数字の上にチップを置きます。
配当倍率は、いずれのルーレットでも36倍です。
アウトサイドベット詳細と各スポットの出現確率を解説
続いてアウトサイドベットの各スポットの出現確率を解説していきます。
アウトサイドベットは、色、列、奇数・偶数や縦4列、横1列などのグループに対してベットする方法です。
賭けエリアは数列の下部と右側にあり、アウトサイドベットには全部で5種類のベット方法があります。
アウトサイドベットは、当選する確率が高いが、配当が低いという特徴も。
レッドブラックとオッドイーブンとハイローについて
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
48.6% |
アメリカンルーレット |
47.3% |
レッド・ブラック(赤or黒)とオッド・イーブン(偶数or奇数)とハイ・ロー(High or Low)の3つのベット方法は、いずれも当選確率が同じになります。
配当倍率は、いずれのルーレットでも2倍で。
ダズンベットとコラムベットについて
ルーレット |
当選確率 |
ヨーロピアンルーレット |
32.4% |
アメリカンルーレット |
31.5% |
横一列の数字を選択するベットをコラムベットといい、縦4列の数字を選択するベットをダズンベットといいます。
どちらのベット方法も当選確率は同じ。配当倍率は、いずれのルーレットでも3倍です。
連勝連敗、赤黒交互の当選確率について
ルーレットで連勝する確率や連敗する確率、同じ色が連続する確率や交互に出現する確率を求めるには、少しだけ計算が難しくなります。
そこで理解を導くためにサイコロを例に計算の仕方を解説し、連続する確率や連勝する確率などを計算で求める方法を確認していくことにします。
サイコロの出目の確率
サイコロを振った回数 |
計算方法 |
1が出る確率 |
1が出ない確率 |
1回目 |
5/6 |
約16.7% |
約83.3% |
2回目 |
5/6×5/6 |
約30.6% |
約69.4% |
3回目 |
5/6×5/6×5/6 |
約42.2% |
約57.8% |
サイコロは1~6の数字が6面にそれぞれ配置されています。
どの数字も出現確率は同じ1/6。1/6は約16.7%の確率になります。
このことから、サイコロを1回振って1が出る確率を確認すると、約16.7%になることが分かります。
逆に1が出ない確率は100%から16.7%を引いた約83.3%と求めることができます。
サイコロを2回振って1が出る確率の求め方
1回目にも2回目にも1が出ない確率から導きます。
1回目に1が出ない確率は約83.8%です。2回目も同様の確率の約83.3%。
よって1回目にも2回目にも1が出ない確率は「0.833×0.833×100」という計算で求められ、約69.4%と求められます。
このことから、サイコロを2回振って1が出る確率を求めると100%-約69.4%=約30,6%と求めることができるのです。
このように100%から出ない確率を引くことで特定場所の確率を求めることができます。
レッド or ブラック(赤or黒)の初当たり確率
計算から確率を求める方法が確認できたので、ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットにおいて、レッド・ブラック(赤・黒)のベット方法での初当たりの確率を求めていくことにします。
ヨーロピアンルーレット
|
赤になる確率 |
赤以外が連続で出続ける確率 |
1回目 |
約48.6% |
約51.3% |
2回目 |
約73.7% |
約26.3% |
3回目 |
約86.5% |
約13.5% |
ヨーロピアンルーレットで赤に賭けて当たる確率は、18/37になります。
つまり「18/37×100」と計算をして約48.6%と求めることができます。
逆に赤に賭けて外れる確率は、19/37となり、約51.3%と求めることができます。
赤に連続して賭けて、初めて赤のスポットに入る確率をサイコロの時と同じように計算すると上記の表のようになります。
アメリカンルーレット
|
赤になる確率 |
赤以外が連続で出続ける確率 |
1回目 |
約47.3% |
約52.6% |
2回目 |
約72.4% |
約27.6% |
3回目 |
約85.5% |
約14.5% |
同じようにアメリカンルーレットでも確認をしていくことにします。
赤に賭けて当たる確率は、18/38となります。18/38×100を計算して約47.3%と求めることができます。
逆に赤賭けて外れる確率は、20/38×100=約52.6%となります。
ヨーロピアンルーレットが全スポット数37に対して、アメリカンルーレットは38のスポットがあります。00のスポットがある分だけ当てにくいことも確認できます。
同様に赤に賭け続けて、初めて赤のスポットに入る確率をこちらもサイコロで解説した方法で計算すると上記の表の通りになります。
連敗率と連勝率も計算可能
これまで解説してきた計算方法を利用すれば、赤・黒ベットの連勝率や連敗率を求めることもできます。
同様にダズンベットやコラムベットの連勝率や連敗率も求めることができます。
まとめ
ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの確率を見ていきましたが、それぞれ配当とのバランスが取れていることがわかったかと思います。
また連勝する確率や連敗する確率も見ていきました。全て確率で求めることが可能なところから、ルーレットは確率に支配されたゲームということができるといえます。
自らが選択した賭けの的中確率を理解している場合とそうでない場合、賭け方がだいぶ変わるのではないでしょうか。
的中確率の理解は、様々な攻略法の深い理解には必要な知識になります。
ルーレットだけでなく、ほかのゲームについても確率を意識しながらプレイしてみると勝率が変わるはずですよ!